【書評】青木麻衣子・佐藤博志編著『新版 オーストラリア・ニュージランドの教育』

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【書評】青木麻衣子・佐藤博志編著『新版 オーストラリア・ニュージランドの教育』

グローバル社会を生きぬく教育 全私学新聞より(平成26年7月23日)

 オーストラリア、ニュージーランドは「第二次世界大戦後の戦略的な移民の受け入れにより、国内に多様な言語・文化的背景を持つ人々により構成される多文化国家である」。オーストラリアは多くの留学生を受け入れ、注目されている。一方、ニュージーランドは「頭脳流出」が問題視されており、教育制度・内容の現代化と国際競争力の強化が求められているという。本書の第1部ではオーストラリア、第2部ではニュージーランドを扱っている。第1章は教育政策や制度に影響を与える国の概要について説明する。第2章ではカリキュラム政策・制度に焦点を当て、その改革動向を提示する。第3章は先住民、移民の持つ多様性をどのように教育資源として用いてきたのか追究している。第4章は高等教育について概観する。本書はオセアニア教育学会の図書改訂版プロジェクトの成果をまとめたもの。編著者は青木麻衣子・北海道大学国際本部留学生センター講師、佐藤博志・筑波大学人間系教育学域准教授

 

新版 オーストラリア・ニュージランドの教育

【東信堂 本体価格2,00円】

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