タイトル 故郷喪失と再生への時間
サブタイトル 新潟県への原発避難と支援の社会学
刊行日 2017年8月10日
著者 松井克浩
定価 3200+税
ISBN 978-4-7989-1437-4
Cコード C3036
ページ数 296
判型 A5
製本 上製

3・11から6年、今読まれるべき故郷から避難した人びとの生活と思い
東日本大震災及び福島第一原発の事故から6年が過ぎた今日、避難指示解除や住宅支援終了などの政策が進み、県外への広域避難者は福島への帰還か、避難先への移住かという二者択一を迫られている。しかし、長期にわたる避難生活の中で避難者を取り巻く生活環境は目まぐるしく変動し、故郷への思いも絶えずゆれ動いてきた。本書では、原発事故によって慣れない避難先での生活を強いられた人びとの心情の変化、またそうした避難生活の一部を形づくった受け入れ側の支援が示される。そして本書を読み終えた後に考えてみてほしい、原発事故が与えたもう一つの被害―故郷喪失―からの「再生」とは、本当の意味での「災害復興」とは何かを。

はしがき
序 章 広域避難の概要と本書の課題 
第1部 広域避難の経過と支援の特徴
第1章 原発避難と新潟県―「支援の文化」の蓄積と継承
第2章 柏崎市の広域避難者支援と「あまやどり」の5年間
第3章 「仲間」としての広域避難者支援―柏崎市・サロン「むげん」の5年間
第2部 広域避難者の記録
第4章 「宙づり」の持続―新潟県への強制避難
第5章 「避難の権利」を求めて―新潟県への自主避難
第6章 避難者と故郷をゆるやかにつなぐ―「福浦こども応援団」の試み
補 論 広域避難調査と「個別性」の問題―福島原発事故後の新潟県の事例から
第3部 場所と記憶―「再生」への手がかりを求めて
第7章 災害からの集落の再生と変容―新潟県山古志地域の事例
第8章 「場所」をめぐる感情とつながり―災害による喪失と再生を手がかりとして
第9章 災害からの復興と「感情」のゆくえ―原発避難の事例を手がかりに
終 章 「復興」と「地域」の問い直し
あとがき/参考文献/索引

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