タイトル 青を着る人びと
刊行日 2016年11月30日
著者 伊藤亜紀
定価 3,500+税
ISBN 978-4-7989-1396-4
Cコード 3070
ページ数 224
判型 A5
製本 並製

イタリア服飾文化における「青」が孕む多彩な象徴性

イタリア服飾文化全盛期に現れた「青」にはいかなる意味が込められていたか――著名な女流作家、英傑や女傑、さらに貴婦人から庶民まで、絵画や写本挿絵に描かれた人物たちがまとう青衣に関する美術史家らの論考を通じ、誠実、崇高から卑賤、不実、嫉妬等、海や空の姿にも似て、多様に変化する「青」の象徴性を追究し、サッカーのイタリア代表ユニフォームにまで及ぶ青の系譜を、多くのカラー図版を交え考察した、ユニークな服飾史研究。

0 アッズーリの祖先たち

1 「誠 実」―クリスティーヌ・ド・ピザン
 1. 青衣の女性作家
 2. クリスティーヌのユニフォーム
 3. クリスティーヌの服飾観
 4. 青へのこだわり

2 「フランス」――ヴァレラーノ・ディ・サルッツォとその妻
 1. 青衣の勇者たち
 2. 「九人の英雄と九人の女傑」
 3. トンマーゾ 3 世と『遍歴の騎士』  
 4. 「選ばれし者たち」の行列
 5. 英雄たちの紋章
 6. アマゾネスの紋章
 7. 宮廷人としての勇者たち
 8. フランスへの憧憬

3 「卑 賤」──『タクイヌム・サニターティス』の人びと.
 1. 貴族の青、農民の青
 2. 貴族の果物、農民の野菜
 3. パリとローマの『タクイヌム・サニターティス』
 4. 青い農民、白い農民

4 「不 実」── 16 世紀の貴婦人たち
 1. 青衣の公女
 2. 貴婦人たちの衣裳箱
 3. 青い布の行方
 4. 不実な女
 5. 不倫の果てに

5 「嫉 妬」──チェーザレ・リーパ『イコノロジーア』の寓意像
 1. アトリビュートとしての色彩
 2. 『イコノロジーア』とは
 3. リーパの色彩シンボリズムの創りかた
 4. 青い〈嫉妬〉
 5. リーパと色彩象徴論
 6. 「愛の敵」
 7. 空の青、海の青

あとがき 183
図版一覧 187
参考文献一覧 193
索 引 207

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