タイトル 文学・芸術は何のためにあるのか?
刊行日 2009年03月10日
著者 吉岡洋・岡田暁生 編
定価 2000+税)
ISBN 978-4-88713-894-0
Cコード 0370
ページ数 256
判型 B5
製本 並製

答えなき生の根源的問い それを引き受ける者は?
社会と人性に対し芸術はどう作用しているか?
効用を尋ねる遍歴のは手に次第に浮かび上がる、語りなき独自の「使命」と「有用性」。

まえがき(吉岡洋)
Ⅰ 芸術と社会
 映画は共同体とどのような関係にあるのか?――モデルケースとしての香港・中国映画(野崎歓)
 文学は「国家」とどんな関係にあるのか?(山田広昭)
 いまやマイノリティにしか文学する理由はないのか?(田尻芳樹)
 芸術は人と人をつなぐのか?(安原伸一朗)
 芸術は社会を動かせるのか?(出原隆俊)
Ⅱ 芸術と心性
 「癒し」てくれない芸術はなぜ存在するの?(大原宣久)
 藝術とは癒しなのか?(伊東信宏)
 文学・芸術は人を変えることができるのか?(金澤忠信)
 文学は「愛」を語ることができるのか?(脇田裕正)
Ⅲ 芸術の創造
 文学・芸術は「エコ」にどのように貢献できるのか?(玉井”沺
 芸術と福祉の間にはどんな関係があるのか?(服部正)
 一億総アーティスト時代?(和田雄志)
 [コラム]ケータイ小説は文学か?(和田雄志)
 アート・ワークショップって、何ですか?(茂木一司、佐藤優香、苅宿俊文、上田信行、宮田義郎、原田泰)
 面白いアート・ワークショップの例――〈なりきりえまき〉を教えてください(下原美保、茂木一司)
Ⅳ 芸術と価値
 芸術の価値を決めるのは誰?(永田靖)
 芸術はお金になるのか?(吉岡洋)
 芸術は何の役に立つの?(藤田治彦)
 文学・芸術は生きる希望を与えてくれるか?(岡田暁生)
[コラム]自然へのまなざし――フランスにおける自然観の変遷(和田章男)
《鼎談》文学芸術は何のためにあるのか?(出席者:三輪眞弘/吉岡洋/岡田暁生、コメンテーター:太田純貴)
あとがき(岡田暁生)

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