関西モダニズムの核心を問う―都市と芸術が響き合った時代の証言。
百貨店、メディア、展覧会、アトリエ……
いち早く近代化を成し遂げた関西の諸都市では、女性が社会へ進出し、商業美術が隆盛した。都市の生活感覚と芸術活動が交錯する現場には、小出楢重と信濃橋洋画研究所に代表される自由な創造の精神があった。大阪、神戸、京都、和歌山で近代都市の形成とともに花開いたモダニズムの諸相を、美術・建築・写真・デザインなどから多角的に再構成し、それら都市と美術の成果発表の日本近代美術館が辿った道程と行く末を学芸員としての著者の経験から語る、「時代の臭い」充溢する渾身の第2集!
| シリーズ | 「近代美術」再考―前衛・モダニズム・近代美術館 |
|---|---|
| タイトル | モダニズムと関西の前衛 |
| サブタイトル | 都市・美術・近代美術館 |
| 刊行日 | 2025年12月9日 |
| 著者 | 山野英嗣 |
| 定価 | 税込5940円(本体5400円+税) |
| ISBN | 978-4-7989-1987-4 |
| Cコード | 3071 |
| ページ数 | 280 |
| 判型 | A5 |
| 製本 | 上製 |
第Ⅲ部 モダニズム再考―関西を磁場に
第一章 都市と美術 大阪・神戸のモダニズム 一九二〇 ― 一九四〇
第二章 「前衛都市」京都のモダニズム 一八九五 ― 一九三〇
第三章 知られざる和歌山のモダニズム
第四章 「関西のモダニズム」再考
第五章 美術館、そして展覧会を体験として「再考」し、「思い」をつづる
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