タイトル 文字を手書きさせる教育
サブタイトル 「書写」に何ができるのか
刊行日 2015年8月10日
著者 鈴木慶子
定価 2400+税
ISBN 978-4-7989-1309-4
Cコード C3337
ページ数 264
判型 A5
製本 並製

手書きの価値を知らせる大学の実践
✔身体に<言葉>を蓄えるために、手書きでなければなら ないことを認識させる。
✔人間は、手書きの過程によって思考する。身体の働きを 思考に参加させるのである。<身体>で考えるのである。
✔落ち着いて安定した思考状態が身につく。
✔粘り強く思考することを学ぶ。
✔PCで書くのは、全身的・人間的思考の機会の放棄である。

まえがき―なぜ、本書を書いたのか―

第Ⅰ部 私の「書写」観
 第一章  社会や生活はどう変化したのか
  第一節  学生の手書き離れ
  第二節  学生を取り囲む社会や生活の変化

 第二章  学生の書字行動は、今、どうなっているか―添え状実践において―  
  第一節  郵便システムについての無知
  第二節  テンプレート依存と、未熟な書字技術
   第一項  封筒の表書きと裏書き 
   第二項  添え状の内容

 第三章  「書写」に何ができるのか―私の「書写」観の変化―  
  第一節  この学生に対して、何を指導するのか
   第一項  手書きの技術 0 0の指導は、孤立的でよいのか
   第二項  「肥前華子」の変貌
  第二節  かつてはどう考えていたか  
  第三節  今、どう考えるようになったか


第Ⅱ部 私の「書写」実践―長崎大学「小学校書写」―

 第一章  現実を直視させる
  第一節  授業開き(第一回授業)
   第一項  オリエンテーション―手書きする〈時空〉に立たせる―
   第二項  「受講基礎調査Ⅰ」
   第三項  第一回授業に関する学生の反応  
  第二節  「受講基礎調査Ⅰ」の結果

 第二章  〈時間〉を見せる―歴史的時間―
  第一節  仮名の由来(第二回授業及び第三回授業前半)
   第一項  書字過程を観察させる、記憶させる、書字させる
     1.平仮名
     2.片仮名
   第二項  筆跡資料を観察させる
   第三項  「仮名の由来」の授業に関する学生の反応
  第二節  漢字の由来
   第一項  漢字の六書を知らせる(第四回授業後半〜第五回授業前半)
   第二項  「漢字の由来」の授業に関する学生の反応

 第三章  〈身体〉を作らせる  
  第一節  書字フォーム(第四回授業前半)
   第一項  現実を客観視させる  
  第二節  書字フォームの授業に関する学生の反応
  第三節  小学校一年生の書字フォーム
  第四節  教員の書字フォーム

 第四章  〈時間〉をかけさせる―身体的時間―
  第一節  〈意味〉を決定する過程
  第二節  筆順(第五回授業後半)
   第一項  「標準」と「標準外」
   第二項  自分の筆順傾向を知らせる、「標準」との距離を確認させる
     1.学生に身につけさせたい「筆順指導の考え方」
     2.「小学校書写」での指導
  第三節  〈身体〉に記憶させる

 第五章  〈意味〉を書かせる
  第一節  中間レポート
  第二節  漢和辞典を視写させる
   第一項  「なぜ、電子辞書ではいけないのですか」
   第二項  「漢和辞典比較調査」

 第六章  「小学校書写」の課題
  第一節  「小学校書写」終了直後の学生
  第二節  「小学校書写」の今後
   第一項  漢字の由来と手書き
   第二項  漢和辞典と手書き
   第三項  用例と手書き
   第四項  手書きのカリキュラム
   第五項  毛筆を使用した「書写」

 あとがき
   シリーズ『大学の授業実践』監修の志 … 宇佐美   寛

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