タイトル 社会科は「不確実性」で活性化する
サブタイトル 未来を開くコミュニケーション型授学の提案
刊行日 2015年12月10日
著者 吉永 潤著
定価 2400+税
ISBN 978-4-7989-1322-3
Cコード 3037
ページ数 192
判型 A5
製本 上製

授業の画期的転換―完了した事実から揺らぎを伴う事実へ  

 現在社会科(地歴科、公民科を含む)の授業の多くは、「事実」 の教え込みに終始する典型的な受動型授業に陥っている。主体的 思考力の育成に逆行する現状打破のため、本書が主張する「不確 実性」の導入とは何か―「起こった事実」から「起こりえた事実」 への目標転換、即ち事実に揺らぎをもたらす〈イフ〉の導入は、 俄然学習者の意識を覚醒させる。本書は、この画期的意識転換へ 向け、理論と提案等、さらに具体的な授業実践例を結集した、社 会科刷新の書である。

はじめに
第1章 社会科における「一本道」型授業の問題
 第1節 必然性の言語ゲーム  
 第2節 いくつもの「キューバ危機
 第3節 「一本道」型授業の克服をめざした社会科実践   ??   ??
 第4節 コミュニケーションの不確実性を体験させる必要

第2章 社会科授業にリスクテーキングな??コミュニケーション体験を
 第1節 社会認識の育成と社会的実践力の育成
 第2節 ルーマンのコミュニケーション論
 第3節 ルーマンのリスク論
 第4節 リスクテーキングなコミュニケーションの実践者育成という目標意識の必要

第3章 勝敗を競うディベートの社会科教育における意義
 第1節 勝敗回避的、合意志向的な社会科ディベート学習論への疑問
 第2節 C. ムフのラディカル・デモクラシー論
 第3節 勝敗を競うディベートの学習効果の考察

第4章 国際政治と外交にかかわる判断と??意思決定の主体を育成する
 第1節 とりわけ不確実性が高い国際政治と外交の問題を??社会科はどう扱うか
 第2節 外交問題を取り上げた従来の社会科実践とその問題点
 第3節 「戦争」と「紛争」の概念区別とその意義
 第4節 学習者に交渉コミュニケーションを体験させる意義

第5章 外交交渉ゲームが開く「いくつもの戦後日米関係」
 第1節 外交交渉ゲーム「インディペンデンス・デイ」
 第2節 ゲームの内容構成
 第3節 いくつもの戦後日米関係の出現 
 第4節 ゲーム授業の成果
 第5節 ディブリーフィングの課題
 
おわりに
初出一覧

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