タイトル ベトナムにおける「包摂」
サブタイトル 学校を中心とする教育圏の変容
刊行日 2026年2月27日
著者 白銀研五
定価 本体5830円(本体5300円+税)
ISBN 978-4-7989-1997-3
Cコード 3037
ページ数 224
判型 A5
製本 上製

国際的なインクルーシブ教育の潮流を社会主義国家ベトナムはいかに受容したか―その独自性を浮かび上がらせる!

国連における障害者の権利に関する条約(2006)の採択以降、各国の教育現場では障害のある子どもたちの「包摂」が制度化されるようになった。本書は、こうした国際的な要請を独自のかたちで受容したベトナムで展開される、障害のある子どもを対象とした教育̶和入教育̶の理念・制度と、学校内外における多様な教育実践を、綿密な現地調査に基づき分析する。障害のある子どもを対象とした教育の「包摂/排除」二元論からの脱却、そして「包摂」の実践レベルにおける複数性を明らかにした気鋭の研究!

1981年生まれ。立命館大学産業社会学部現代社会学科子ども社会専攻国際インスティテュート卒業。京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻博士後期課程研究指導認定退学。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)等を経て、現在、びわこ学院大学教育福祉学部スポーツ教育学科准教授。

主な論文
「ベトナムにおける障害のある子どもを対象とした和入教育-『一緒に教育する』実践にみる学習機会-」(『比較教育学研究』第65号、2022年)、「ベトナムにおける障害がある子どもの教育保障-インクルーシブ教育の受容をめぐる制度に着目して-」(『比較教育学研究』第53号、2016年)、「受容されたインクルーシブ教育にみるベトナムの教育観-ハノイ市におけるホアニャップ教育の展開を手がかりとして-」(『SNE ジャーナル』第21巻第2号、2015年)。翻訳(エリザベス・コズレスキ他著)「インクルーシブ教育における公正:比較文化史の視点」(ラニ・フロリアン編著・倉石一郎他監訳『インクルーシブ教育ハンドブック』北大路書房、2023年)。

はしがき
序 章
第1章 ベトナムにおける包摂の受容―教育移転からみた制度形成に焦点をあてて―
第2章 社会主義の教育をめぐる権利と義務―和入の先にみる地域社会に着目して―
第3章 教員のもつ「教育的な望ましさ」に関する考察―和入教育における留年を手がかりとして―
第4章 ベトナムにおける民営センターの展開―公共性からみた課題に焦点をあてて―
第5章 学校を中心とする教育圏の変容
終 章
引用・参考文献/あとがき/索引

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