タイトル 倫理学と法学の架橋
サブタイトル ファインバーグ論文選
刊行日 2018年11月
著者 J・ファインバーグ著 嶋津格・飯田亘之編集・監訳
定価 ¥7480(本体¥6800+税)
ISBN 978-4-7989-1524-1
Cコード C3010
ページ数 544
判型 A5
製本 上製

アメリカにおける倫理学・法哲学の泰斗ジョエル・ファインバーグ 珠玉の論集!

リベラリズムの抽象性に対する自己批判を通して、現実的な倫理問題や裁判判例などを用い、時機に応じた具体性を「リベラル」に付与することを課題としたファインバーグの、「生きている教義としてのリベラリズム」に向けた哲学的思索を結集。
自由とそれに対する権力的介入の是非、法的権利と道徳的権利、そして現代社会における実践的な倫理問題としての動物の権利・子供の権利・環境問題・安楽死など多岐にわたるテーマの論文を包括した本書は、編者・訳者たちの5年余に渡る版権交渉および翻訳作業の末、遂に完成した待望の訳書である。

まえがき—訳者解説にかえて(嶋津格)
第1部 自由・介入・正義
第1章 自由人の観念
第2章 自由の利益をはかりにかける
第3章 法的 パターナリズム
第4章 「危害なき不道徳行為」と感情を害する生活妨害行為
第5章 正義と人のデザート(報いに値すること)
第6章 無比較的正義
第2部 道徳的権利はあるか
第7章 義務、権利、そして請求権
第8章 権利の本質と価値
第9章 道徳的権利の擁護:その存在のみについて
第10章 道徳的権利の擁護:その社会的重要性
第11章 道徳的権利の擁護:その憲法における重要性
第3部 動物と未来世代の権利・安楽死・他
第12章 動物の権利とまだ生まれていない世代の権利
第13章 開かれた未来に対する子供の権利
第14章 不条理な自己充足
第15章 「死ぬ権利」への見込みの薄いアプローチ
第16章 法と道徳における問題含みの責任
第17章 罰の表出的機能
あとがき(飯田亘之)
事項索引/人名索引

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