授業とは教員と学生との相互的自己生成だユニバーサル段階の大学が抱える、かつてとは異質の大量の学生群を前に、新たな「臨床的」教育の必要が叫ばれている。この現状に応え、著者らが10年間にわたり発展的に実施した公開実験授業の詳細・論理的な分析に基づき、臨床的アプローチによる教育の理論と方法の発展をめざした本書は、授業者、受講生、参観者の三者協働がもたらす相互的自己生成の意義をはじめ、わが国大学教育の今後に大きな示唆を与える労作である。
| タイトル | 大学教育の臨床的研究 |
|---|---|
| 刊行日 | 2011年1月1日 |
| 著者 | 田中毎実 |
| 定価 | 2800+税) |
| ISBN | 978-4-7989-0075-9 |
| Cコード | 3037 |
| ページ数 | 272 |
| 判型 | A5 |
| 製本 | 上製 |
序 論
第1章 大学教育の臨床的研究へ
第2章 大学教育の臨床的研究(1)―公開実験授業と相互性のネットワーク
第3章 大学教育の臨床的研究(2)―情報メディア利用・遠隔教育、相互生成
第4章 大学教育の臨床的研究(3)―教える人たちの相互生成としてのFD
第5章 大学教育の現在と大学教育の臨床的研究
あとがき
文 献
事項索引
人名索引
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