宗教と教育の統合を目指す成瀬の帰一思想
アメリカの哲学と教育から多大な影響を受けた、女子高等教育のパイオニアである成瀬仁蔵の宗教教育を論じた前著『多元的宗教教育の成立過程』の続編として、本書は比較教育史の観点より新資料を通じて成瀬の思想形成の全体像を解明したものである。アメリカ留学時代を再考し、教育面では日米の同時代人との比較からリベラル・エデュケーションと専門教育のバランスのとれた女子高等教育論を、宗教思想の面では国内外の帰一運動の分析を通して多元的宗教教育論を詳述。世界の宗教教育と女子教育の行方を考える上で必読書の一書となろう。




