高度経済成長期以降、自治会に加入する人が減少している。それは、近代化に伴う個人主義の伸長などといった文言で到底片づけられる問題ではない。
本書は、自治会加入率低下の原因を探るとともに、自動加入やボランティアなど個人の慈善的参加に委ねてきたこれまでの自治会のあり方を再考し、地域コミュニティへの参加と協働を土台とする都市内分権のあり方を指南する。
個別の地域ごとの事例が詳述される第2巻以降を分かりやすく読むための序論。
| シリーズ | まちづくりブックレット 1 |
|---|---|
| タイトル | 自治会・町内会と都市内分権を考える |
| 刊行日 | 2021年12月27日 |
| 著者 | 名和田是彦 著/コミュニティ政策学会 監修 |
| 定価 | ¥1100(本体¥1000+税) |
| ISBN | 978-4-7989-1596-8 |
| Cコード | 0336 |
| ページ数 | 85 |
| 判型 | A5 |
| 製本 | 並製 |
はしがき
1 自治会とは何であるか
2 自治会・町内会の歴史的危機
3 コミュニティ再生の制度装置としての都市内分離
4 「協働」の理念的意味
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