シリーズ 副田義也社会学作品集
タイトル マンガ文化 1
刊行日 2023年4月
著者 副田 義也
定価 税込7260円(本体6600+税)
ISBN 978-4-7989-1829-7
Cコード 3336
ページ数 520
判型 A5
製本 上製

筋金入りのマンガ愛好家の社会学者による、わが国のマンガ文化の特性を捉えた草分け的著作集。

六〇年代頃のマンガブーム以降、多くの人々に享受されるようになり、今や日本の大衆文化の代表格となったマンガ。その多岐にわたる題材は、その時々の社会情勢や人々の心理を常に映し出しだす鏡でもあった――。
少年/少女/青年/成人あらゆるジャンルのマンガに精通し、日本文化としてのマンガの特性を深く追究した著者による、七〇~八〇年代当時としてはきわめて前衛的な論考を収録。社会学者としてのマンガ文化社会論に、マンガ愛好家としてのマンガ作品・作家解説も加わった、これまでの作品集バックナンバーとはまた一風変わった一冊。

1 マンガ文化
はしがき/マンガ・メディア論/少年マンガ小史/青年文化としてのマンガ文化/劇画表現の構造と論理/原作者小論/劇画の変貌―「巨人の星」と「あぶさん」のあいだ/いい女たちの肖像/少女マンガ管見―一九七七年/成人女性コミックスの成立/コミック表現における「私」と「地域」/タフな被疎外者の肖像/子どもとマンガ―「ドラえもん」人気をめぐって
断章I
断章Ⅱ
2 現代マンガ論
まえがき/Ⅰ/Ⅱ/附章
3 遊びの社会学
少年マンガにおける想像力の問題―楳図かずお「漂流教室」を素材として/「ゴルゴ13」はどう制作されているか―さいとう・プロダクション小論/少年マンガの魅力―ひとりの愛好者の微視的感想
著者紹介(一二) 

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