繰り返される戦争と人道問題 ――それへの法と課題を概説する!
国際人道法は、人道的な事態をもたらす政府や非国家集団の行為を規制し、人々を保護しようとする国際法の一分野である。本書は、武力紛争に加え、ジェノサイドや人種差別、拷問などの重大な人権侵害の規制に関わる複雑な国際人道法の全体像を、多くの国際条約や判例を用いて分かりやすく解説している。法学者・法学徒のみならず、人道的な事態に今なお直面する世界に生きる市民も手に取ってほしい一冊。
タイトル | 国際人道法講義 |
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刊行日 | 2021年1月25日 |
著者 | 東澤 靖著 |
定価 | ¥2750(本体¥2500+税) |
ISBN | 978-4-7989-1668-2 |
Cコード | 3032 |
ページ数 | 264 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
第1編 国際人道法の全体像
第1章 国際人道法の対象
第2章 国際人道法の発展
第3章 日本における国際人道法とその学び
第2編 武力紛争法
第1章 武力紛争法の射程
第2章 害敵手段の規制
第3章 武力紛争の犠牲者の保護
第4章 実施と履行の確保
第3編 拡張された国際人道法
第1章 重大な人権侵害の規制
第2章 開戦法規と侵略犯罪
第3章 個人の刑事責任と国際刑事法
第4章 国際人道法違反に対する被害者の権利
第5章 市民のための国際人道法
コラム①:『ソルフェリーノの思い出』
コラム②:旧ユーゴスラビア紛争
コラム③:シリア紛争
コラム④:タジッチ事件
コラム⑤:核兵器の違法性
コラム⑥:パレスティナの壁事件
コラム⑦:ルワンダの虐殺コラム
コラム⑧:ニュルンベルク裁判と東京裁判
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