来るエビデンスの時代の羅針盤――今日の社会的要請に応えたFD実践とは何か?
世界の高等教育の環境はオンライン授業の拡大、任期付教員や非常勤教員の増加により、急速に変化している。これに今日ではコロナが覆い被さるといった激変の時代において、学生や教職員、大学経営のより複雑化したニーズに応えるために、アメリカでは「チェンジ・レバー(変化の梃子)」の役割としてFDが重視されている。本書は、アメリカFD専門職団体(POD)会員を対象に実施された2回の継続調査を基に、米国内外のFDネットワーク連携、大学ごとのFD組織の差異、実施しているFDサービスの現状と課題を余すところなく明らかにし、来るエビデンスの時代のFD実践として新たな指針を提供する!
(林透・深野政之・山崎慎一・大関智史訳)




