教育学をなぜ学ぶか。教育や学びは学校だけでなく、一生付いて回る素晴らしい人類の営為だからだ!
生きるためには、スキルをもって他者との協働が欠かせない。それは家庭生活を初めとして、公的な学校・教室や広く社会の中で身に付けられるものだ。そして日々働いて給与をもらうことや会社を経営して利益を上げる生き方はその人の自由だ。個々に違いはあっても幸せという価値を目指すことは共通している。本書は社会を構成する人々が協働していくために、今ある教育制度の歴史をたどり、日々の学びの中で様々な分野の知識やスキルを身に付けながら葛藤し、人々の思考や行動を包む大きな枠組み・型つまり文化を身体化し継承していくことが、社会と将来を支える力になることを明らかにしている。さあ、教育学を辿ってみよう。

タイトル | 〔増補改訂版〕教育学へのいざない |
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刊行日 | 2025年4月1日 |
著者 | 鈴木和正著 |
定価 | ¥3080(本体¥2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1958-4 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 232 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
第1章 君たちは大学でどう生きるか
第2章 教師像の歴史的変遷と現在に求められる教師像
第3章 教職の専門性と現代的な課題
第4章 インクルーシブで持続可能な社会の実現
第5章 学校における道徳教育
第6章 認定こども園~「こどもまんなか社会」に向けて
第7章 西洋の教育思想と歴史
第8章 20世紀における新教育運動の展開
第9章 前近代の教育から近代教育へ
第10章 大正時代の新教育と社会
第11章 家庭のしつけと生徒指導の歴史
第12章 戦後日本教育史
第13章 看護教育の歴史
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