今、ロシアを理解するために。
ロシアにはどのような社会・経済的特徴があるのか。1917年のロシア革命、1991年末のソ連邦崩壊と二度の体制転換を経験したロシアの社会・経済は断絶したかのように見えるが、帝政ロシア-ソ連-新生ロシアと通史的に100年余にわたって継承された特徴があった。第1 部では二度の体制転換の意義、第2 部では体制間での勤労者の生活と人間形成など個別テーマでの比較、第3部では新生ロシアの資本主義体制が持つ西側と異なる特質を社会と経済の側面から明らかにし、今後のロシアを展望する。ソ連崩壊から30年、改めて現代ロシアを理解するための必読書!




