タイトル 人道研究ジャーナル Vol.10(2021)
刊行日 2021年3月15日
著者 日本赤十字国際人道 研究センター編
定価 ¥2200(本体¥2000円+税)
ISBN 978-4-7989-1692-7
Cコード 3031
ページ数 208
判型 A5
製本 並製

現在の英国赤十字社国際法務部長であり、2019年に国際赤十字最高の栄誉であるアンリー・デュナン賞を受賞した
マイケル・メイヤー氏の特別寄稿をはじめ、【核兵器禁止条約発効】、【戦争と人道】、【東日本大震災10周年】の特集3部、計15論考を収録。
国内・外における災害救援・紛争問題など様々な現場での赤十字の活動を描いた論集、記念すべき第10号!

【特別寄稿】わが赤十字の旅路―守り伝える責任の重さ(マイケル・メイヤー)
特集1:核兵器禁止条約発効
核兵器禁止条約が発効―「核なき世界」へ向け新たなステージへ
赤十字はなぜ沈黙しないのか
核兵器は〝必要悪〟か―核兵器の意味を巡る不毛な議論(マグナス・ロボル)

特集2:戦争と人道
洋上の敵兵救助―駆逐艦『雷』の人道秘話(惠隆之介)
ドラゼン・エルデモビッチ―スレブレニツァの虐殺におけるある兵士のあゆみ(齊藤彰彦)
戦場医療の進歩―古代からテロとの戦争まで(藤野毅)
人道支援としての国際平和協力活動―求められる官、民、軍の相互理解と連携(長田英一郎)
◆トップインタビュー◆
田中康夫国際部長に聞く:世界の人々から「救うを託される」日赤に
◆論 考
イスラム世界と赤十字の共生―多元国家インドネシアとパンチャシラの視点から(井上忠男)

特集3:東日本大震災10周年
【総括】東日本大震災から10年
赤十字の復興支援事業のこれまで―内外から四、八〇〇億円の救援・義援金、事業の九九%を終了
自衛隊の災害派遣活動の特性と関係機関との連携について―東日本大震災等の体験を中心に(磯部晃一)
大震災の経験を活かし、大学を拠点に地域防災プログラムを展開(及川真一)
◆投稿
日本における赤十字の理念と国際人道法の普及―何を、どう伝えるのか(森正尚)
佐野常民、大給恒の生きた時代を考える―時代の息づかいを感じながら(池上健二)
◆調査報告・日赤看護婦・戦時救護活動
加藤きんの救護活動(新沼剛)
英文原稿/編集後記

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