「あしなが運動」を発起・牽引した稀代の社会運動家―玉井義臣。
わが国の高度経済成長を支えた自動車産業の負の側面を痛烈に批判し、窮乏する交通事故遺児の救済を世に強く訴え、そのカリスマ的リーダーシップの下に多くの人々を惹きつけた天才社会運動家・玉井義臣。本書では、交通事故遺児の学業を匿名で支援する「あしながおじさん」など様々な具体的制度に結実させた社会運動の栄華と、その後の事業拡大と共に生じた育英会内・外の葛藤を描く。既刊本未収録の9 本の論稿を「日本社会発、世界社会行き『あしなが運動』」として収録。




