シリーズ 副田義也社会学作品集
タイトル あしなが運動と玉井義臣
刊行日 2023年07月
著者 副田 義也
定価 ¥7480(本体¥6800+税)
ISBN 978-4-7989-1854-9
Cコード 3336
ページ数 536
判型 A5
製本 上製

「あしなが運動」を発起・牽引した稀代の社会運動家―玉井義臣。

わが国の高度経済成長を支えた自動車産業の負の側面を痛烈に批判し、窮乏する交通事故遺児の救済を世に強く訴え、そのカリスマ的リーダーシップの下に多くの人々を惹きつけた天才社会運動家・玉井義臣。本書では、交通事故遺児の学業を匿名で支援する「あしながおじさん」など様々な具体的制度に結実させた社会運動の栄華と、その後の事業拡大と共に生じた育英会内・外の葛藤を描く。既刊本未収録の9 本の論稿を「日本社会発、世界社会行き『あしなが運動』」として収録。

あしなが運動と玉井義臣
Ⅰ 個人的体験
Ⅱ 時代の本質
Ⅲ 交通評論家の誕生
Ⅳ 社会運動家への変身
Ⅴ 資本の論理・民衆の論理
Ⅵ 時代を撃つ
Ⅶ 若い運動家たち
Ⅷ 「あしながおじさん」群像
Ⅸ 教育運動家の自己発見
X 恩返し運動の展開
Ⅺ 過剰成功と問題の性格変化
Ⅻ 社会運動家は追放された
XIII もうひとつの物語
XIV 社会運動の社会学への示唆
あとがき
既刊本未収録論稿
◆交通遺児家庭の生活危機
◆あしながおじさんの人間像
◆災害遺児家庭の生活実態
◆話すこと、書くことが心のケアの第一歩
◆ガンによる家族の喪失体験とあしなが育英会の存在意義
◆自死遺児の心の傷とケアに関する調査・14 の発見
◆医師の真実・患者の真実
◆日本社会発、世界社会行き「あしなが運動」
◆玉井義臣さんへの言葉

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