地域に根差す私大の力―現場発、経営判断の冴え!
学生人口の減少、コロナ対応、大都市集中、認証評価―。激変する大学経営の只中で、比較教育学会会長も務めた著者が、私立大学の学長として綴った四年間の「短信」エッセイ集。リスキリング、教職協働、IR、地域連携、国際交流、さらには大学田での田植えまで、地域とのつながりを見つめながら、多様なテーマを通して大学という組織の実像を立体的に描き出す。現場での判断や葛藤を通じた思考のプロセスがにじむ筆致は、大学の在り方を真摯に考えるすべての関係者に、深い共感と多くの示唆をもたらす。




