私たちは、自らの「終わり」を決められるのか―?
高齢化が進む日本で、終末期医療や安楽死は誰もが直面する課題となっている―。
本書は、「死を選ぶ権利」はあるのか、「その意思を支援した他者は罰せられるのか」という根源的問いに、欧州各国の制度・判例・哲学的議論を通して迫る。安楽死を単なる自由の問題ではなく、プライバシー権・尊厳・統合体という欧州の生命倫理の視座から捉え直し、制度としてそれを支える倫理と法の接点を豊富な資料から詳説。
巻末には、世界各国の最新の法制度と終末期医療の比較資料を掲載。印象論的な「滑り坂」議論に覆われがちな今こそ、「死を選ぶ自由」が意味するものを問い直す一冊である。
※オレゴン州とカリフォルニア州の追加調査(2024年度分)を含む最新データのグラフを公開しております。(2025年12月9日更新)
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