ホームレス、脱法ハウス、ネカフェ難民、車上生活者――「居住困窮」に人々はいかにして陥るのか、その救済方法は?
ホームレスをはじめとした「居住困窮」の問題が昨今、より多様化・複雑化している。その背景には、居住に関わる政策が未だに「就労自立」や保証人制度など旧来の前提に依存していることがある。
安心して生活を営むことのできる「住まい」を確保する居住福祉の実現のために、政府そして我々は何ができるだろうか。失業、不安定雇用、家庭内環境、自然災害、傷病、そしてコロナ渦――
「居住困窮」に陥った様々なケース分析を行い、そのメカニズムを明らかにすることで、居住福祉の実現のための具体的な政策を提案した実証的研究の力作!




