タイトル 世界のテスト・ガバナンス
サブタイトル 日本の学力テストの行く末を探る
刊行日 2021年2月10日
著者 佐藤仁・北野秋男編著
定価 ¥3520(本体¥3200+税)
ISBN 978-4-7989-1676-7
Cコード 3037
ページ数 264
判型 A5
製本 上製

国際比較を通し、全国統一テストの意味を再構築する!
今日、多くの国・地域において、学力格差の把握や学校評価の基準として全国的な学力テストが導入されている。他方、学力テストの結果が実際の教育政策や学校現場に与える影響力の大小は、国や地域によって大きく異なっている。本書は、全国的な学力テストを実施している日本・アメリカ・オーストラリア・カナダ・ドイツ・韓国・ノルウェーの計7カ国の比較分析を通し、世界のテスト・ガバナンスの複雑性と多様性を浮かび上がらせる!

まえがき
序 章 世界のテスト・ガバナンスを問う(佐藤仁)
第Ⅰ部 学力テストの影響力が強い国
第1章 「競争」と「評価」に向かう日本の学力テスト政策(北野秋男)
第2章 アメリカにおける連邦政府のガバナンス改革(長嶺宏作)
第3章 米国のハイステイクスな学力テスト活用モデル(髙橋哲)
第4章 米国企業財団による教育政策形成への関与(後藤武俊)
コラム① 学力テストと学力観の変容:イギリス(佐藤千津)
第Ⅱ部 学力テストの影響力と対峙する国
第5章 オーストラリアにおける学力テストと学校予算の関係性(澤田敬人)
第6章 アメリカと似て非なる学力テストの様相―カナダ・オンタリオ州(森本洋介)
第7章 協働的なガバナンス構造とテスト・ガバナンスの展開(黒田友紀)
コラム② 学力テストを利用しない教育スタンダード政策:ニュージーランド(高橋望)
第Ⅲ部 学力テストの影響力が緩やかな国
第8章 社会国家ドイツの学校制度改革と学力テスト(井本佳宏)
第9章 韓国におけるテスト・ガバナンス構造(申智媛)
第10章 ノルウェーにおける北欧型教育モデルと学力テスト(佐藤仁)
コラム③ アフリカの試験制度の課題(川口純)
終 章 世界の学力テスト・日本の学力テスト(北野秋男)
あとがき/事項索引/人名索引/執筆者一覧

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