タイトル 現代ロシアの教育改革
サブタイトル 伝統と革新の〈光〉を求めて
刊行日 2021年4月5日
著者 ロシア・ソビエト教育研究会 嶺井明子、岩﨑正吾、澤野由紀子、タスタンベコワ, クアニシ 編著
定価 ¥3960(本体¥3600+税)
ISBN 978-4-7989-1678-1
Cコード 3037
ページ数 432
判型 A5
製本 上製

プーチン体制の目指す教育と国家の未来を問う!
ソ連邦の解体から30年。社会主義体制から資本主義体制への移行、そして新自由主義教育政策の下でロシアの教育はどのように変容したのか。
グローバル化対応と多⺠族国家ロシアの国⺠統合との統一を目指す教育改革の実態に迫る、待望の書。

序論 ロシアにおける新自由主義教育改革の諸相 岩﨑正吾
第Ⅰ部 新自由主義教育政策の展開
1章 教育改革の25年—政策、成果、展望 コサレツキー
2章 あたらしい時代の教育ガバナンス 黒木貴人
第Ⅱ部 多民族国家の国民統合の模索
3章  シティズンシップ教育の軌跡と変容  嶺井明子、スクヴォルツォフ
4章  先住少数民族の法保障と教育権 岩﨑正吾
5章 多言語教育政策の現状と課題 タスタンベコワ
6章 ロシアにおける宗教教育の導入と今後の課題 井上まどか、木之下健一
7章 ロシアの音楽学校における伝統的民族音楽の再生 山下正美
第Ⅲ部 現代ロシアの教職・教師像
8章  教育改革と教師教育改革の変遷 澤野由紀子
9章  現代ロシアの教師像 澤野由紀子
第Ⅳ部 教育のグローバル化と国際標準化への対応
10章 ボローニャ・プロセスと大学改革 松永裕二
11章 高等教育改革と研究者養成 遠藤忠
12章 インクルーシブ教育をめぐる諸相 白村直也
第Ⅴ部 教育遺産の再構築 
13章 ソビエト教育とは何であったか 関啓子
14章 就学前教育制度の機能と役割の変化 サヴィンスカヤ、嶺井
15章 ロシアの数学教育 大谷実
16章 ヴィゴツキーの心理学・教育学理論を読みなおす 森岡修一
17章 学校制度と並び立つもう一つの教育制度 ブイロワ、岩崎
18章 ソ連の遺産とグローバル世界への離陸 福田誠治
特別寄稿 川野辺敏
巻末資料
索引
執筆者・翻訳者一覧

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