タイトル 災害公営住宅の社会学
刊行日 2021年3月30日
著者 吉野英岐編著
定価 ¥3520(本体¥3200)+税)
ISBN 978-4-7989-1695-8
Cコード 3036
ページ数 304
判型 A5
製本 上製

被災後に建設された公営住宅で生活を営む人々の諸相!

東日本大震災の後、被災者の居住を確保すべく整備された約3万戸の災害公営住宅。
震災から10年が経過した今日に至るまで、慣れない集合住宅環境の中で多くの人々が日々の生活を営んできた。
本書では、震災後に行われた住宅復興政策の検証および、岩手県・宮城県・福島県における災害公営住宅の居住者約2000名を対象に実施された大規模アンケート調査結果の分析を行う。
県や自治体ごとに異なる居住者たちの “復興感”やコミュニティ形成状況の実態を浮かび上がらせ、真の「住宅復興」を志向した一冊。

はじめに 本書の問題意識と構成
第Ⅰ部 公的な住宅供給と災害復興
第1章 災害復興の中心的課題としての住宅再建
第2章 東日本大震災からの復興政策における災害公営住宅の供給
第3章 岩手県における災害公営住宅の供給過程
第4章 宮城県における災害公営住宅の供給過程
第5章 福島県における災害公営住宅の供給過程
第Ⅱ部 災害公営住宅入居者の生活実態と課題
第6章 災害公営住宅入居者調査の概要
第7章 災害公営住宅におけるコミュニティ形成と復興感
第8章 災害公営住宅入居者の生活課題
第9章 岩手県における災害公営住宅の現状と課題
第10章 宮城県における大規模災害公営住宅の現状と課題
第11章 福島県内における復興公営住宅入居者の居住地選択とコミュニティ形成
第Ⅲ部 復興の在り方と住宅再建の課題
第12章 災害公営住宅整備の特徴とこれからの課題(座談会)
第13章 これからの住宅復興の課題と展望参考

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