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倫理・精神医学
その他
テクノシステム時代の人間の責任と良心――現代応用倫理学入門

ハンス・レンク(Hans Lenk) 著

Einfuhrung in die angewandte Ethik:
Verantwortlichkeit und Gewissen

山本達(福井医科大学教授)、盛永審一郎(富山医科薬科大学教授) 訳

2003.10.10刊 265頁 A5判 横組
上製 3,500円(本体)
ISBN978-4-88713-518-5 C3012

テクノシステム時代の人間の責任と良心
  ――現代応用倫理学入門

「科学を裁く倫理」を徹底追究

毒ガスや核兵器の開発、また航空機事故、ボパールの大爆発事故等の事例分析を交えつつ、従来の個の倫理では包みきれない、現代における共同責任性の枠組み、特に科学者・技術者・管理者に課せられている責任と良心の概念を根底から追究した、新たな実践的倫理学の展開。

1:序論――倫理学の構想について見通しをもつこと
2:良心の呼び声――良心概念の概観
3:自己責任性としての人間性――具体的な人間性の哲学について
4:自己責任と社会的責任
5:ボパール――無責任性と責任の喪失:ケーススタディ
6:責任のさまざまなタイプ(類型)と次元
7:科学者の責任へ向けて

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責任という原理――科学技術文明のための倫理学の試み

ハンス・ヨナス(Hans Jonas) 著

DAS PRINZIP VERANTWORTUNG
Versuch einer Ethik fur die technologische Zivilisation

加藤尚武(鳥取環境大学学長・京都大学名誉教授) 監訳、山本達、盛永審一郎、鈴木崇夫、藤野寛、三富明、古田裕清、森本浩一 訳者

2000.5.31刊 438頁 A5判 横組
上製 4,800円(本体)
ISBN978-4-88713-354-9 C3012

責任という原理
  ――科学技術文明のための倫理学の試み

ナチに生地や家族を奪われ、ドイツ語の著述を断ったユダヤ人哲学者が、晩年再びドイツ語で書き上げた大著の完訳

今や地球の全生物圏を侵し尽くそうとする現代技術の暴走を、人類は制御できるか――科学文明が内包する発展至上主義を根底から批判し、生命の根元性の視点から、存在の未来に対する責任こそ、現代における基底倫理であることを告知・論証した、現代の人類に投じられた哲学的黙示録。監訳者による解説、各章梗概、詳細な索引を付す。

第1章 人間の行為の本質は変わった
第2章 基礎問題と方法問題
第3章 目的と「存在の中での目的の位置」について
第4章 善(良さ)、当為、存在――責任の理論
第5章 今日の責任――危機にさらされる未来と進歩思想
第6章 ユートピア批判と責任の倫理

 
ハンス・ヨナス―Hans Jonas―の本

宇佐美公生、滝口清栄 共訳
主観性の復権
  ――心身問題から『責任という原理』へ

Macht oder Ohnmacht der Subjektivitat
Das Leib-Seele-Problem im Vorfeld des Prinzips Verantwortung (1981)

2000.7.24刊 132頁 A5判 横組 上製 2,000円(本体) ISBN978-4-88713-363-1 C3012

精神の自由の存在論的確保

『責任という原理』の論理構成の不可欠な一環として本来その3・4章の間におかれるはずだった論考。心的現象における還元的唯物主義を論駁し、精神と行為の自由、さらに人類が負うべき「責任」の倫理への道を拓く。心身問題に関心ある者の必読の書。

 

尾形敬次 訳
哲学・世紀末における回顧と展望

Philosophie. Ruckschau und Vorschau am Ende des Jahrhunderts (1993)

1996.7.30刊 58頁 A5判 縦組 並製 825円(本体) ISBN978-4-88713-245-0 C3010

第二次大戦を分水嶺として今世紀の哲学を俯瞰する。死の前年92年の講演をもとにした、まさにヨナスの遺言。

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