保坂稔（1971年生 日本学術振興会特別研究員） 著
2003.12.30刊 296頁 A5判 縦組
上製 3,600円（本体）
ISBN978-4-88713-538-3 C3036
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現代社会と権威主義
――フランクフルト学派権威論の再構成
Modern Society and Authoritarianism:
Reconstructing Authority Theory in Frankfurt School -
デモクラシーを脅かす現代の権威主義
なぜナチスの台頭を許したのか？ホルクハイマーはじめフランクフルト学派の権威主義的性格研究の理論と方法を基盤に、詳細なアンケート調査により、わが国になお強固に存する権威拝跪の風潮と、それと表裏をなす破壊的信条の蔓延を剔抉した、理論と実証に基づく現代日本への警告の書。
第�吃堯仝�威主義的性格研究の再検討
第1章 フランクフルト学派における『権威主義的パーソナリティ』の位置づけをめぐって
第2章 権威主義的性格と家族――理論的整理
第3章 権威主義的性格研究の現状
第4章 F尺度形式40の現代日本における様相
第�局堯仝�威主義的性格研究の新しい展開に向けて
第5章 『権威主義的パーソナリティ』を踏まえた権威主義的性格尺度の導入
第6章 権威主義的性格と政治参加
第7章 権威主義的性格の形成要因としての家族関係――現代日本における実証研究から
第8章 権威主義的性格と環境保護意識――破壊性の観点を中心に
終章 権威主義的性格を理解するために――権威主義的性格におけるコミュニケーションの問題と今後の課題
寺田貴美代（清和大学短期大学部専任講師） 著
2003.12.30刊 264頁 A5判 横組
上製 3,600円（本体）
ISBN978-4-88713-529-1 C3036
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共生社会とマイノリティへの支援
――日本人ムスリマの社会的対応から
A Symbiotic Society and Support for Minorities -
すでに共生は、理念ではなく現実だ！
ならばそれをより快適化し、真の共生社会の実現に向かうべきではないか――共生とは何かを改めて考えると共に、生を受けた日本と夫を通じてイスラームに両属し、マイノリティとマジョリティの狭間に立つ日本人ムスリマへの詳細な聞き取り調査を基点に、文化摩擦を超え共生社会へ至る、理論と方策の構築を図る。
はじめに
序0章 研究の目的と方法
第1章 共生概念の位相
第2章 日本人ムスリマの概況
第3章 日本人ムスリマに関する分析枠組
第4章 類型の検証と変容パターンの多様化
第5章 共生へ向けた支援の展開
おわりに
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